2024.01.17
達磨正宗 古酒造りを始めたきっかけはテレビ普及だった!
こんにちは、達磨正宗・淡墨桜の蔵元、白木滋里(サマンサ)です。
うちの酒蔵は、日本酒を熟成させた「古酒」(こしゅ)がメインですが、そもそもなぜ日本酒の古酒を造り始めたのか、ということをお話しします。
私の父、白木善次(よしじ)が日本酒の古酒を造ろうと思ったのが昭和40年に入ってからです。一番熟成が長い古酒が昭和46年(1971)年です。
父曰く「そのころ、ちょうど東京オリンピックがあってテレビが普及してきた。そして大手酒造メーカーのコマーシャルがやり始めるようになった。すると今まで地元の人がうちの酒を飲んでくれてたのが、CMを見て他の日本酒を買うようになってしまい、売上げが下がり始めたから、これはいかん!と思って。」だそうです。
でも、古酒というのはその当時すぐには思いつかなかったようで、色々考えてたそうです。
そうしたらある日、蔵の済みに忘れていた一升瓶を見つけ、封を開けてみると!美しい黄金色になって味わいもまろやか!これは面白い!ということで日本酒を熟成させてみようということになったそうです。忘れてたお酒がきっかけになったのも面白いですね。
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