2025.01.04
出麹(でこうじ)麹を麹室から出します(できあがり)
こんにちは、逹磨正宗、淡墨桜の白木滋里(サマンサ)です。
1月1日の朝に麹室(こうじむろ・30度ほどある暖かい麹を作る部屋)に入れた蒸米に種麹(たねこうじ)を振り、切り返し、盛、仲仕事、仕舞仕事、とバラバラにしたりかき混ぜたりして世話をすること約48時間。麹ができあがります。
吟醸酒用の麹なのか、純米酒用の麹なのか、造りたい日本酒によっても麹の作り方、麹室の温度、湿度なども変わってくるので一概には言えませんが、だいたい普通は48時間と思っていていいと思います。
麹室に入れた時には、透明だった蒸した米がこのように真っ白!麹菌が綺麗に繁殖しています。
麹室から出す時には、麹同士がくっついているのでバラバラにしながら、麹室の外に出します。この作業を出麹(でこうじ)といいます。
このまま麹室の中においておくと、今度はだんだん緑っぽくなってきますので、寒いところで一晩置いておきます。これを麹を枯らす(からす)といいます。枯らす目的は、乾燥させることによって、麹菌以外の微生物の付着を防ぐことでもあります。
酒蔵によって、造り方が少しずつ違うので、うちのやり方として読んでくださいね^^
こうして麹ができあがり〜!
出来立ての麹はホクホクしてて美味しいです^^よく噛むと栗の味わいがします。この麹は翌朝の酒母の仕込みに使います。
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