こんにちは、逹磨正宗、淡墨桜の白木滋里(サマンサ)です。
5月のマカオ出張でお世話になった、ウィン・パレスホテルのジャストさんが奥様と一緒に蔵見学に来てくださいました。 私も渾身の英語で(身振り手振り含む)ご案内しましたよ〜〜〜!ジャストさんご夫妻、とっても素敵なおふたりでした。日本は危険な暑さですが、楽しんでくださいね^^

こんにちは、逹磨正宗、淡墨桜の白木滋里(サマンサ)です。
「日本酒を熟成した熟成古酒(じゅくせいこしゅ)って、何年くらいもつんですか?」
蔵を見学された方やイベントでよく聞かれる質問のひとつです。
答えは――
なんと、50年以上経っても美味しく飲めます!
実際、うちの蔵では昭和46年(1971年)に仕込んだ熟成古酒が、今も美しく生きています。
キャラメルのような香り、深くまろやかな味わい、そしてどこか懐かしい余韻。
まるで“時を味わうお酒”なんです。
逹磨正宗では、年代ごとに熟成させた“ビンテージ古酒シリーズ”を展開しています。
昭和〜平成〜令和…
その年に生まれた人、結婚した人、子どもが生まれた人――
それぞれの人生の節目を、その年のお酒とともに振り返ってみる。
そんなふうに楽しんでいただけたらとても嬉しいです。
日本酒が“時を閉じ込めた玉手箱”になったような感覚。
封を開けた瞬間に、その年の空気、その時の記憶がふわっと立ち上がってくる。
そんな魔法のような一本が、ビンテージ古酒です。
「そんなに長く保存して、腐らないの?」と心配される方も多いですが、
ポイントさえ守れば、きちんと熟成し続けてくれます。熟成古酒造りにチャレンジし始めた昭和40年代は試行錯誤を重ねながら、いろいろな日本酒を造って熟成させてきました。すごく時間のかかる挑戦でした。そして弊社では基本的に平成以降、お米の旨みを十分に「もろみ」の時に溶け込ませ、甘さ、アミノ酸、酸をしっかり持つ日本酒造りをしています。昭和の時代は色々なお酒があります。吟醸酒、純米酒の甘いの、本醸造のメチャ辛口、それぞれ多様性に溢れ、バラエティに富む昭和の逹磨正宗ビンテージも楽しいです。もっと詳しくは、弊社逹磨正宗蔵元のホームページをご覧ください。
昭和46年のお酒が、今も静かにその味を深め続けているように、
日本酒には、“時間を味方にする力”があるのです。
ビンテージ日本酒は、購入いただいたあとでも、直射日光を避けて、立てて置いておいていただければ瓶の中でも熟成していきます。お子様の生まれ年のお酒を購入して、二十歳で乾杯したという方も多くいらっしゃいます。また、会社の創業記念品(10周年、30周年、50周年)などでもお使いいただいております。
あぁ、この時こんなことがあったなぁ!と懐かしく飲んでもらえるように、瓶の裏ラベルにはその年の出来事も書いてあります。ぜひ、何かの記念があったら、逹磨正宗のビンテージ古酒を贈り物や記念品に使ってみてくださいね。ご不明点があれば、私、蔵元の白木滋里までお気軽にお尋ねください。[email protected]
酒蔵の軒先に吊るされた、丸くてフサフサした緑(あるいは茶色)の玉。
これ、何か知っていますか?
これは「杉玉(すぎだま)」といって、昔から日本酒に深く関わってきた伝統の飾りです。
うちの酒蔵、逹磨正宗でも毎年新酒のシーズン(2月)になると新しい杉玉を吊るしています。
先日この杉玉について紹介したYouTubeショート動画が、なんと15,000回以上再生されました^^
杉の葉をぎゅっと束ねて丸くした杉玉は、もともと奈良・三輪の**大神神社(おおみわじんじゃ)**が発祥といわれています。
神様にお供えするお酒ができたことを知らせる印として、神社の前に吊るされたのがはじまり。
それがやがて酒蔵にも広まり、「今年もおいしい新酒ができましたよ!」という合図として使われるようになりました。
吊るされたばかりの杉玉は鮮やかな緑色。
それが、季節が進むごとに茶色く枯れていきます。
実はこの色の変化も大事な意味があります。
緑色:できたての新酒
↓
薄茶色:少し落ち着いてきた味わい
↓
茶色:まろやかに熟成が進んだお酒
というふうに、お酒の時間の流れを杉玉が物語っているんです。
逹磨正宗は「熟成古酒」を専門にしている蔵ですから、杉玉のこの“時を刻む姿”に、私たちも毎年、じーんとくるものがあります^^
日本酒にはなくてはならない「杉玉」日本酒を多く取り扱う居酒屋さんとか、日本酒に詳しい酒屋さんとかにも飾られていることありますね。
ちなみに、ちょっと蜂の巣に似てるので「わ〜〜〜!」「きゃ〜〜〜〜!」って小学生が怖がって逃げてったこともあります(≧∀≦)
こんにちは、逹磨正宗、淡墨桜の白木滋里(サマンサ)です。
ただいま大垣市にて開催中の「岐阜の日本酒◎イラスト展 2025」に、うちの酒蔵も参加しています!✨
今回の展示では、なんと 当蔵の「淡墨桜」ラベルを、イラストレーターのchococoa(ちょここあ)さんが描いてくださいました!優しくて、どこか幻想的な雰囲気の中に日本酒がしっかりと存在していて、とっても素敵な作品に仕上がっています。
この展示会では、岐阜の酒蔵とイラストレーターさんがコラボしたラベルやイメージイラストがずらりと並びます。会場は岐阜市神田町の「Bake A」さん。イートインスペースもあり、ワンドリンク制でお酒やソフトドリンクも楽しめます。
ゆったりと日本酒に親しめる、とてもいい雰囲気の展示です。(日本酒の提供等はありません)
チラシにも書いてあるとおり、展示は6月23日(月)まで。
火曜はお休みなのでご注意くださいね!
ぜひお時間を見つけて足を運んでいただき、
逹磨正宗の「淡墨桜」や、岐阜のいろいろな酒蔵さんの魅力をイラストを通じて感じてみてください✨
きっと、新しい日本酒との出会いがあるはずです。
今日は酒蔵の前の田んぼで、**酒米「五百万石」**の田植えが行われました!
しかも今年はなんと、スマート農業による“ほぼ自動運転”の田植え機での作業✨
三輪北農産の山口専務が操縦しながら、美しく整った植え付けをしてくださり、私はなんとその田植え機に同乗させてもらいました〜!貴重な体験でした^^
「五百万石」は本来、新潟で多く栽培されている酒米ですが、ここ岐阜市での栽培はけっこう難しいと言われています。
でも、三輪北農産の山口さんはとっても研究熱心で、毎年素晴らしい酒米を育ててくださっています。今年で6年目になります!
現在、うちの酒蔵では五百万石・日本晴・ハツシモ、3種類のお米を育てていただいていて、酒蔵の地元三輪北さんの米100%で日本酒を造っています。米問題などいろいろと頭がいたい問題もありますが、これから先もずっと三輪北のお米で酒造りがやっていけるように、いろいろな問題を日本酒造りの観点から考えて行ければと思います。
田んぼに広がる若い苗たちを見ながら、「今年もいいお米が育ちますように…」と心の中で声をかけました。
秋の収穫、そしてお酒になる日が今から楽しみです🍶
五百万石、元気に育ってね〜〜〜!
こんにちは、逹磨正宗、淡墨桜の白木滋里(サマンサ)です。
先日、小倉ヒラクさんが発信された投稿に、ぐっと胸をつかまれました。
発酵や食、そしてものづくりの現場でいま何が起こっているのか。
私たち酒蔵にとっても他人事ではなく、日々感じていることそのものでした。
今日は、その内容をぜひシェアさせてください。
【先日、発酵新幹線の時に酒蔵にきてくださったヒラクさんと、見学の皆さん】
こんにちは、逹磨正宗、淡墨桜の白木滋里(サマンサ)です。
実は…うっかり仕舞い込んでしまっていた、海中熟成梅酒2021。
2021年から2022年にかけて、南伊豆の海に沈めていたものです。
在庫として36本あったのですが、なんとそのまま忘れていて…(^^;
先日ふと思い出して、1本開けてテイスティングしてみたところ――
**「えっ、なにこれ…めちゃくちゃ美味しい!!」**とびっくり。
深み、まろやかさ、梅の余韻。海の中で2年近く熟成されたことで、まるで円熟した果実酒のような味わいに。
その様子を見ていた父(白木善次・87歳)がやってきて、
「ほう、どれどれ」とひと口。
その瞬間のリアクションを動画に収めました。ぜひご覧ください^^ 高評価とチャンネル登録もよろしくお願いします(^ ^)
ご購入はこちらからどうぞ↓
(動画で紹介の、2021〜2022沈め 海中熟成梅酒 専用ページ)
2022年6月引き上げ分(2021年沈下)、税込11,000円。
(2023年引き上げ分の梅酒は完売しております)
こんにちは、逹磨正宗、淡墨桜の白木滋里(サマンサ)です。
今日はちょっと、どうでもいいようで大事な話をさせてください。
「きのこの山」 vs 「たけのこの里」問題についてです。
私は、はっきり言います。
ぜったい,断然きのこ派です。
でも私のまわりの人、なぜかほぼ全員たけのこ派(^^;
なんで〜〜〜!? わからん。
たけのこって、もっさりしてて、クッキーが崩れる感じがするし、
食べづらくて、口の中に散らかるというか…(※個人の感想です)。
それに比べてきのこですよ。
クラッカーの棒に、チョコの傘。あの美しさ。安定感。
そして私は、あのチョコの部分を前歯でクラッカーから外すのが大好きなんです。
もうそれが「きのこを食べる儀式」と言ってもいいくらい、
外して、最後にクラッカーをポリポリ。たまらんのです。
たけのこ派の皆さん、ここまで読んでくれてありがとう。
でも今日は、声を大にして言わせてください。
きのこ、うまいぞ!!!!
以上、発酵も古酒も関係ない、
私のきのこ愛を語るブログでした(笑)