2021.10.30
日本酒一般の保存について ~直射日光~
こんにちは。達磨正宗の蔵元、白木滋里です。
日本酒全般の保存方法でよく言われるのが
「直射日光に当てないようにしてください」
ということです。
日本酒を直射日光に当てると、2~3時間で着色してしまいます。
これは、日光と酸素でお酒の中の物質が変化して着色するとのことです。色が着くと、香りや味わいも変化してしまいます。
達磨正宗の古酒は、色が着いていますが、この色はお酒の中の自然なアミノ酸成分と、糖分が反応して長い時間をかけて現れてくる色ですが、日光着色はすぐに色が着いてしまいます。
しかし、私も今まで日光着色なるものを見たことがありませんでした。
なので、今回実験してみました。10月の晴れた午後に日光に当たるところに180mlの透明瓶を置きました。透明瓶にしたのは、茶瓶やグリーン瓶よりも色が着きやすいからです。透明よりも青い瓶の方がより色が着きやすいとも調べたら書いてありました。
とにかく、3時間日光を当てっぱなしにしておいたところ、次のように色が変化しました。
香りも何だか酸っぱいような香りに変化していましたし、味わいも変化していました。ちょっと涼しいところと思って、廊下などにおいておくと、カーテン越しでも日光が入ってしまったりするので、お気を付けくださいね(*^^*)